ダンスに出会ってから体をずっと動かし続けて来た私は、見た目には痩せていましたし筋肉もありました。足も細くなったし見た目の変化は充分でした。
でも、怪我や体の不調はなくならなかった。
何故だったんでしょう?
それは、筋肉のバランスが偏っていたのだと思います。
いくら難しい動きが出来て見た目には問題ないようでも、深層にある筋肉が弱いことや筋バランスが悪いことは、体が本来持っている機能をうまくいかせないということです。これでは外側の筋肉や一部の筋肉にばかり負担をかけて疲労させてしまいます。
そういったアンバランスさを抱えたまま動き続けた体には、のちのち怪我や病気、凝りや不調といった形でそのしわ寄せが出てきます。
そうならないためにも、バランス良く体を使う事が必要です。
また、部分痩せをしたい場合も、汗をかいて体を動かしているのに足だけは痩せないとか、ポッコリのお腹だけはなくならないとか・・・そういった事はありませんか?
それは、おそらく効果的にその部分の筋肉を使って動けていないということです。
人の体は、しっかり全身を使って動いていれば、自然と全体に筋肉がつきバランスのとれたスタイルになっていきます。ですが、筋肉が弱い部分はしっかり動かせなくなるので老廃物がたまってむくんだり、脂肪がついてしまうのでしょう。
効率よく全身を動かすためには、緊張のない自然な姿勢、動き方が重要です。
トレーニングをしても目的の効果が出ない時は、トレーニング時の姿勢、そして動き方に問題があるのです。
家事をするにも仕事をするにもスポーツをするにも、ダンスをするにも、、、バランス良く体重をかけたり負担を配分するための姿勢や動き方は必ずあります。
しっかりとした姿勢と動き方を覚えれば、ただ毎日を送っているだけでスタイルを保つこと、痛みをなくす事は可能になるかもしれません。そうなったら、なんて嬉しいでしょう。
やみくもに動かすだけでは、疲労がたまるだけで効果が見えないので、もともと運動が苦手な方はより一層トレーニングが嫌になってしまいますね。
良い姿勢、動き方とは、ニュートラルな位置に骨や内蔵が収まっていられる姿勢、動き方ということです。
難しく感じる方もいるかもしれませんが、もともと生まれた時にはニュートラルな状態だったわけですから、それを思い出してあげれば良いんです。
さぁ、みなさんも無理なく効率的なトレーニング法をはじめてみましょう♪